Entries from たかが会計、されど会計 tagged with '内部統制'

報告!IT業界有志討論

7月22日と23日、東京国際フォーラムで、「日立uVALUEコンベンション2009」が開催されました。 ブログでも予告させていただいていましたが、 「パネルディスカッション」IT業界有志討論:内部統制整備を契機とした今後の企業のIT戦略 に登壇させていただきました。 ファシリテータは日立製作所の谷岡氏 パネラーはNECの川井氏、日本ユニシスの小岩井氏、日立製作所の平澤氏、そして自分。    まずは、JEITAのIT内部統制専門委員会の委員長であった川井氏が電子情報技術産業協会(JEITA)が行った2008年度「内部統制に関する市場動向調査結果」を発表。 討論の口火をきった。 最初の論点は 1 「内部統制対応:IT活用の出番はくるか?」 小岩井氏のLead Speechのあと。議論がすすむ。 2つめの論点は 2 「ITガバナンス強化、ITマネジメント標準化はすすむか?」 まずは当方から70あったERPを1つのインスタンスに統合したり、ファイルサーバーを世界で1つにしたOracleのグローバル・シングル・インスタンスの例を発表、つづいて、平澤氏が日立のITマネジメントに関する取り組みとグローバルIT整備方針を発表し討論のスタート台とした。 3つめは「Saas、クラウドの潮流をどうみるか?」 谷岡氏が最近盛り上がっているのSaas、クラウドを整理、各パネリストが持論を展開した。 4つめ、最後の論点は「IFRS対応とITはどうからむか?」 当方よりIFRSの対応するためのIT活用のポントを整理した。 90分で4つの大きなテーマについて、企業を超えた議論を展開。 同じIT業界にいながらもなかなか、1つのテーマを深く議論することは少ない。 今回は準備を含めて、それぞれの立ち場から、それぞれの視点で、意見、コメントが飛びかい、自分自身も「新たな」気づきがたくさんあった。 会場にお越しいただいた方々にも思ってもみなかった「きづき」が1つでもあったなら幸いである。 また、日立さんのセミナーでありながら、同業者に声かけし、このようなユニークなプログラムを企画、実施された日立さんに敬意を表します。...

予告!IT業界有志討論

ちょうど1週間後の7月22日と翌日23日の2日間、「日立uVALUEコンベンション2009」が開催されます。 2日目の23日、ちょっと変わったプログラムがあります。 「パネルディスカッション」IT業界有志討論:内部統制整備を契機とした今後の企業のIT戦略 です。 IT業界有志というのがミソです。 日立さんのイベントなのに、同業者が登壇して討論しちゃいます。 ファシリティータと4名のパネリストの1名は日立さんですが、のこる3名のパネリストは日本電気さん、日本ユニシスさん、そして、当方にもお声かけを頂きました。 内部統制やITガバナンス、グループ経営といったテーマでは各社を代表する論客。これまで、数回準備のために集まって議論戦わせ、本日ついに、文脈がまとまりました。 かなり、ユニークなパネルになりそうです。 期待してください。 そして、ご都合のあう方は是非、会場に足をお運びください。...

CFOラウンドテーブル in 関西

2009年7月8日、日本オラクル西日本支社で興味深いセミナーが実施された。 内部統制報告やIFRS、決算早期化など会計に関係する経営課題が山積している昨今、CFOをはじめ経営企画や財務・経理を担当するエグゼクティブの悩みも尽きない。 そんなエグゼクティブにお集まりいただき、お互いの課題やその対応を議論していただく場、「CFOラウンドテーブル in 関西」である。 関西地区での初開催にもかかわらず、関西はいうにいうにいよばず、日本を代表する企業のCFOや経営企画、財務・経理をご担当しているエグゼクティブの皆さん10名におにお集まりいただいた。 オラクルも社長の遠藤とCFOの野坂が参加させていただいた。 業種も食品製造、自動車部品製造、素材製造、製薬、電子部品製造、流通小売、IT(オラクル)と多岐に渡った。 遠藤の挨拶でラウンドテーブルはスタート。 本日のテーマは「CFOの役割」と「CFOの今後の課題」。 ファシリテータから「非常に大きいテーマなので結論をもとめるのではなく、自由に活発に討議できればいい。」というゴール感の共有と討議の枠組みを共有するプレゼンテーションの後、自社および自己紹介と現状の課題感をお1人ずつ発表していただいた。 さすが、深い経験と広い知見を持った皆様、非常に現実的で示唆にとんだお話をいただき、そこから議論が次々に展開していく。 共通しているのは昨年のリーマンショックが経営の転換点になっているということ。 以下、いくつかの声を紹介する。 「この経済環境下でグローバル管理会計、フォーキャストなどどうやって予想したらいいのだろう」 「ビジネスにインターネットが入ってきて4半期のオペレーションが52週オペレーションにしないといけなくなってきた がシステムと人がなかなかついていかない。」 「シェアード、アウトソーシング、コスト削減をもう一歩すすめたい」 「年金債務は利益に与える影響が大きい。IFRSになったらどうなる?」 「IFRSは大きな課題。」 「J-SOX対応はいらないことまでやりすぎてしまった。」 「(時価主義会計は)一喜一憂会計?」 「構造改革に本気で取組んでいる、コストを下げて利益をだすは第1フェーズ、第2フェーズは仕事の仕方の見直し」 「景気は戻ってきているが、どこまで戻るかが見えない」 「(製造業からみて)韓国は強い。経営に取組む姿勢、品質がいい。かつての日本を越えているかもしれない。」 「事業戦略はCEO。CFOはビジネスパートナー。決めたことをドライブする」 「1ケタ成長がいい。2ケタになると作って出すのが精一杯。人の教育が追いつかない」 「PLがある組織はコスト意識があるが、PLがない企画部門や研究部門はコスト意識が希薄。PLがあれば自立できる。」 「人に教えることによって、新しい工夫が生まれるので人のローテーションは必要」 「CFOの役割は業績の予想」 「債権の流動化などを含めた資金調達が最大課題。」 「数字に落として利害関係者に説明することが重要。」 ・・・・・・・・・・・・ 参加者の皆さんから、「異業種で課題や課題解決のプロセスの違いや、事業改革への取組みの強弱など異業種コミュニケーションは非常に参考になった」というコメントとともに「是非、第2弾、第3弾を実施して欲しい」というお声も頂いた。 もちろんその期待にこたえていきたい。...

第9回After J-SOX研究会

2009年6月9日、After J-SOX研究会に参加してきた。 前回、2009年2月の第8回に続き今回は第9回。 会場は2007年11月の記念すべき第1回を実施したCTC伊藤忠テクノソリューションズ様をスタートに会員企業が持ちまわっているが 今回は2回を開催した立命館大学東京キャンパスにもどってきた。 2周回目に入った格好だ。   会員企業は40社を超え、参加メンバーは140名を超えた。 会員同士も顔見知りになり、始まる前や休憩時間に「IFRSのソリューションって・・・・・・」「ブログよんだよ」「お客様から内部統制で・・・・」など活発に情報交換や意見交換が行われている。 毎回、旬なテーマで会員もしくは外部講師をお招きして講演やディスカションを実施しているが、 今回のテーマは 1 ミドル/スモールマーケット攻略の肝 中小企業経営者の関心事    トーマツ イノベーション 安達先生 2 IT統制~その根源的課題を管理モデルの構築   アビームコンサルティング 徳田先生 安達先生は、ご自身のご経験にもとづき中小企業経営者の着眼点、発想、課題、アドバイスのポイントなどを披露。 徳田先生は実務経験豊富なコンサルタントならではのIT全般統制、業務処理統制への対応方法を解説した。 講演のほか、研究会では昨年同様、ITpro(日経BP)サイトへのWeb連載を企画。 昨年のテーマは「真の企業価値向上を考える」~内部統制からERM/連結経営へ」~全16回のリレー寄稿を実施した。 筆者も第6回内部統制強化とコスト削減の切り札「シェアード化」を寄稿させていただいた。 今年は テーマ1 内部統制2年目対応(7回) テーマ2 連結経営と情報システム(7回) テーマ3 国際会計基準と情報システム(5回) 現在、有志により執筆中。ご期待ください。...

中間テスト!法政大学大学院ERP講座

法政大学大学院でのERPの講義が中間を折り返しました。 中学や高校なら中間テストですが、ここは大学院。 前半の講義でのERPに関する(1)新たなる「きづき」、(2)疑問、質問を記述してもらいました。 「きづき」はERPの本質をつくコメントが・・・・ そのなかから会計に関するコメントを原文そのままでご紹介します。 ・IFRS対応に向けての財務・管理会計に有効なこと ・内部統制に対して、モニタリングとIT対応について非常に有効だということ ・IFRSとの親和性の高さ ・(例えば会計)多元的に基準など対応ができる ・財務会計だけでなく管理会計にも利用できる ・複数の基準で同時に仕訳できる ・内部統制監査に不可欠なものだと思います。特に大企業 ・ERPのシステムの基本原理が会計(簿記)システムであること ・グローバル・キャッシュ・マネジメントの機能 ・業務が標準化することで内部統制にもメリットがあること ・会計システム->経営概念 ・グローバル・キャッシュ・マネジメントを可能にし、機動的な経営ができる ・ERPは会計を中心に色々なモジュールで構成されるシステムです まさに最近のERPを象徴するキーワードが出てきました。 IFRS、内部統制、管理会計、グローバル・キャッシュ・マネジメント、経営・・・・・・ 伝わっててよかった!...

法政大学大学院ERP導入論第3~6回

法政大学大学院でのERPの講義が順調に進んでいます。 先週5/12の 第3回は「企業の経営課題とERPの活用」ということで、今もっともホットなIFRSへのERPの対応を講義。 サブテキストとしてこのブログでも紹介した「IFRS完全ガイド」を利用。 なんと日経BPさんから提供していただきました。 つづく、 第4回は「ERPのセキュリティ・監査・コントロール」。 このテーマは今まさに上場企業が対応に追われている内部統制にERPがどう役立つか、逆にERPをどう監査するかという論点です。 実は情報システムコントロール協会(ISACA)から「セキュリティ、監査、コントロールのための機能Oracleョ E-Business Suite」という本が出ています。(購入方法は日本ITガバンス協会のサイト参照) これはE-Business Suiteに関して、財務報告関する業務処理統制はもちろん、勘定科目マスターやユーザ設定などITインフラストラクチャのセキュリティ管理に代表されるIT全般統制の(1)重大なリスク、(2)キーコントロール、(3)コントロールのテスト手法などといった監査手法についてCOBITを参照して書かれていて、まさにサブテキストとしてうってつけ。Oracleから提供させていただきました。 ということで、この2コマはIFRSや内部統制といった会計によった講義、アカウンティング専攻の受講生も多いのでピーンと緊張感がある講義でした。 さて、今週からは、いよいよERPの画面やプロセスを目でみて、理解していただくシステムのデモを中心とした講義が展開します。 その第1弾として5/19、 第5回、第6回はOracleのERPラインナップの一つ、「JD Edwards EnterpriseOne」を使って 「受注・販売プロセスと売上計上」(第5回) 「生産計画、調達、製造~原価計算」(第6回) の業務の流れを説明し、実際に取引情報を入力、会計仕訳の生成、元帳への転記といったシステムの動きを確認していただきました。 講師はげスト講師として日本Oracle社のJD Edwards EnterpriseOneの第一人者、JDE SC本部長の栗田が担当させていただきました。       例えば、生産管理は所要量計算、作業オーダー、部品リスト、工程表、部品出庫、完成入庫、標準原価計算といった一連の流れを実際のシステムの動きを見ていただき、ERPの生産系、購買系、在庫管理系、財務会計系のモジュールが連携しデータが一気通貫で流れ、会計残高から取引にドリルダウン分析できるなど、ERPのメリットを実感できたと思います。...