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公開されました!「CFOから見たIT・情報システムの課題」

このブログでもお知らせしていましたが、日本CFO協会の財務マネジメントサーベイ「CFOから見たIT・情報システムの課題」が公開されました。 CFO協会のサイトには調査結果が CFO FORUM誌9/10号には調査結果と自分が寄稿させていただいた分析レポートが公開されています。     「今や、経営管理や業務にIT・情報システムは深く入り込み、その活用の巧拙が企業価値を左右する。IFRSや内部統制など新たな制度への対応といったオペレーショナル課題からグループ経営の高度化にいたるマネジメント課題まで多くのテーマに取組むCFOは、経営管理基盤としてのITとどう向き合っているのか。欧米企業に比べてITの活用が遅れているといわれることが多い我が国企業のIT・情報システムの現状と課題を探る調査を試みた。」 これ分析レポートの書き出しです。 今後ブログでいくつかトピックを紹介していきますので、お楽しみに!...

サーベイ:IFRS導入への取組み by 日本CFO協会

日本CFO協会は「財務マネジメントサーベイ」としてその時々の企業が直面している経営財務の諸問題について実態調査を行い公開している。 先の5月にIFRSに対する初めての調査「IFRS導入への取組み」が実施され、結果が公表された。 以下、主要な調査結果を取り上げて簡単ではあるが筆者のコメントを付した。 (1)IFRSの原則主義 「経営者による裁量の幅が広がる」(53%)が「経営者による裁量の幅が狭まる」(26%)を大きく上回り経営者の視点では前向きにとらえられている。 (2)資産負債アプローチ 「損益計算書の観点から望ましくない」(65%)が「株主に対して透明性が高いアプローチである」(25%)を大きく上回り、「包括利益」の考え方への違和感が現時点では大きい。 (3)IFRSの公正価値開示 どちらかといと公正価値にネガティブなとらえ方である「評価に一定の制限を設けるべきである」(73%)と「取得原価アプローチより安定性・信頼性において劣る」(12%)が合計85%。ポジティブなとらえ方「企業価値をより明確に示すものであり望ましい」(11%)を大きく上回り、資産負債アプローチ以上の違和感があるようだ。 (4)IIFRSに対する全般的評価 「どちらともいえない」(77%)、「従来の我が国の基準よりも優れている」(10%)、「従来の我が国の基準の方が優れている」(8%)と、基準としての優劣は答えにくい質問であったようだ。 (5)IFRS適用によるベネフィット 回答数が過半数を超えた項目は 「決算手続を標準化・統一化できる」(68%)のみ。 半数をやや下回るが 「海外上場、海外での資金調達などにおいて有利に働く」(41%) がつづく。 そして 「グループ経営管理レベルの向上が図れる」(29%) 「経営全般の改革のためきっかけにできる」(24%) とつづくが回答率は20%と低い。 この調査実施時点(5月)では、資産負債アプローチ、公正価値評価への違和感とともにIFRSの便益の理解、整理が十分ではないようだ。 今後、企業の中でもIFRSへの研究と理解が急速に進み、企業なりのベネフィットを見出し導入に向けたドライバーとなることが期待される。 (6)IFRS適用に向けての課題 50%を超えたベスト6は 1 人材のスキル(質・会計知識)不足(73%) 2 (原則主義の適用による)IFRS解釈上の混乱(66%) 3 対応できる人材(量)不足(64%) 4 情報システム改修の不安(60%) 5 人材スキル(質・英語力)不足(54%) 6 IFRS対応プロジェクトにかかる費用負担(53%) ほぼ、4月に公開された経団連の調査結果と等しいが 財務担当役員あての調査ながら、「情報システムへの不安」が上位の回答を集めた。 現状の情報システムへの満足度を調査したいものだ。 (7)IFRS適用までに多くの対応を要する業務 50%超えたベスト4は 1 財務会計上の対応(影響分析・マニュアル整備等)(89%) 2 会計・連結システムの改修(74%) 3 人材育成や教育(73%) 4 基幹システムの改修(52%)...