こんにちは。今週も注目のコンテンツを紹介します、山口@OTNシスオペです。本日の記事は「ベテラン社員と新人社員のOracleデータベース構築検証記録(前半)」。もちろん、ただのシングルインスタンス環境の構築ではなく、Oracle Real Application Clusters(Oracle RAC)です。Oracle RAC構築といえば、DBAのあいだではいまでも難易度が高い作業と考えられているようです。確かに難しくなる。しかし、イメージほどではないのでは?この疑問が本稿のテーマです。タイトルにあるとおり、DBA経験1年足らずの新入社員(大沼さん)が、メンターとなるベテラン社員(大亀さん)のアドバイスのみで、Oracle RAC構築にトライします。 まず最初に行われるのは、スケジュールの決定と技術フィードバックです。 ただいま公開中の、構築作業「前半」部分の事前スケジュールは、こんな感じ。 そして、大まかな作業全体のフィードバックをまとめた図が以下の通りです。 ここからは実際の構築作業が始まるのですが、作業内容の詳細(コマンドや設定内容)とそれにかかった時間が克明にレポートされます。また、コンビのやり取りも収録されており、例えばこんな会話も。 データベースのインストールからOracle RAC構築完了のレポートについては、6月末公開の「後半」をお待ちいただくことになりますが、実際の作業の山場は「前半」にあります。ここをきっちりとこなすことができれば、最終的にOracle RAC構築は決して難しくない、と感じられるでしょう。...
(OTN TechBlogの翻訳) SQLなんて朝飯前?では、ちょっと挑戦してみませんか。 世界でもっとも優れたデータベース専門家を見つけて記録に残そうという目的で、DB-Quest Challengeが開催されています。(ご自分の得意分野はわかっていますよね)。問題は簡単なものから難解なものまで多岐にわたっており、Oracle ACEの方々(ありがとう、Andrew Clarke、Bradley Brown、Dave Moore)によって企画されたものもあります。データベース管理にかかわる一連のテーマで問題に正しく答える自信があるなら、世界トップ10のリーダーボードに仲間入りするチャンスです。 リーダーボードに手が届いた達人には、このチャレンジに新しい問題を加える特権が与えられます。手が届かない場合も、あなたの考えた問題がこのOracle Mix groupでコミュニティの圧倒的支持を得れば、追加を検討します。 リーダーボードの状況については今後も確認し、ときどき結果を報告しようと思います。...
4日目 「Oracle Databaseのアーキテクチャ」 4日目は3時限まであります。 気合入れて進めます! ■1時限目 記憶領域について 1) 表領域とデータファイルについて確認する 表領域→表や索引などのオブジェクトを格納する論理的なディスク領域 データファイル→OSで管理するための物理的なディスク領域 んー、なんとなくわかるようなわからないような・・・。 とりあえず書籍どおりEnterprise Managerを使って実際に画面を確認していきたいと思います。 表領域の一覧 名前、割当済サイズ、使用されている領域・・・読んだままでなんとなく理解。 エクステント管理・・・エクステント? ---------------------- エクステントとは、ハードディスクやMOディスクなどの外部記憶装置に記録された理的に連続した記憶領域のことである。 ---------------------- by IT用語辞典バイナリ なるほど。 エクステント管理方法として「LOCAL」と「DICTIONALY」の二つの選択肢があるようです。 DICTIONARY・・・ディクショナリ? ---------------------- データ・ディクショナリはOracleデータベースで最も重要な部分の1つであり、データベースに関する情報を提供する読取り専用の表の集合です。 ---------------------- by ドキュメント:Oracle Database 概要 10gリリース2(10.2) 通常はローカル管理のようです。画面をみてもデフォルトでLOCALになっていますね。 次に表領域一覧の“USERS”情報を選択し、「データファイル」を確認します。 画面左下の「編集」をクリックして、データファイル情報を確認。 画面上部のタブメニュー、「記憶域」「しきい値」もそれぞれ確認していきます。 しきい値・・・ 普段はあまり聞きなれないのですが、言葉のとおり一般に境界線、境目のことを指し、今回の画面では、使用済領域の割合がどれくらいのしきい値に達したら「警告」又は、「クリティカル」アラートを出すかを指定できるようです。 書籍のワンポイントにも解説ありました。 2)REDOログ・ファイルについて REDOログとはデータベースの変更履歴(作業履歴)のことみたい。書籍にも説明ありますが以下も詳しく掲載されています。 REDOログ by Shift the Oracle...
2日目 「Enterprise ManagerでOracle Databaseを動かしてみよう」 今日も頑張って、3日目やりたいと思います! ■1時限目 データベースの起動と停止 では早速Enterprise Managerを使って、Oracle Databaseに接続したいと思います! 「Enterprise ManagerでOracle Databaseにアクセスします。アクセスするにはリスナー、インスタンス、そして今回の初めて使用するEnterprise Managerを起動させる必要があります。」 リスナーにインスタンス。 どれもこれまで学んだことばかりですね。 サービスの状態が開始になっているか確認します。 大丈夫そうですね。 そして2日目の最後にメモしたURLを活用するときが来ました(笑) メモしたURLを入力してEnterprise Managerにログインします。 ユーザー名、パスワードを入力して・・・ 無事ログインできました。 おーこれがEnterprise Managerの管理画面ですね。なにやら項目がいっぱい。 こういうのは触ってみることが肝心・・・ということで 書籍通りに「その他」をクリック。 現在のPCのCPUやメモリーの状態が確認できるよう。 さて、前の画面に戻ろうとして「ホーム」を押したら・・・ あれ・・・戻れない。 どうも画面右上の「データーベース」というタブで戻るらしい。 左にある「ホーム」というナビゲーションは何なんだろう? いろいろ他のメニューを触ってみたら・・・他のページは「ホーム」で最初の画面に戻れます。。。 どうもこの「その他」をクリックしたときのナビゲーションが他と違う様子。 Webの担当者としては、ページによってナビゲーションルールが違うのは気になります(笑) とりあえずEnterprise Managerの操作は出来たので、次に進みます。 ※Enterprise Managerの管理画面にある項目は書籍の補足ページで詳細説明を確認することが出来ます。(P.80~)時間がある人はチェックしてくださいね。 やっと1時限目のテーマ「データーベースの起動と停止」を実践します。 やり方はいくつかあるらしいのですが、今回は「サービス」を使う場合と「SQL*Plus」を使う手順の2つを学ぶみたいです。 ◆サービスを使う場合...
2日目 「データーベースを作成しよう」 今日は2日目チャレンジです。 ■1時限目 リスナーの作成 データーベースを作成する前に、リスナーの作成を行います。 リスナーとはクライアントとインスタンスがやりとりするためのネットワークサービス・・・ うーん。なんとなくイメージがつかみにくいので、「リスナーとは」で検索してみました。 「リスナーとは、データベースがクライアントからの初期接続要求を受け付けるアプリケーションです。リスナーは、クライアントからの要求を受け取ったあとデータベースへ要求を引き渡します。」 by OTN Japan - 意外と簡単!? Oracle Database 10g:Windows版 第3章 より こちらのほうが説明わかりやすいかもしれません。 また、以下の図もイメージをつかむにはいいかも。 Oracleクライアントからのアクセスイメージ(基本的には、リスナーがネットワーク経由での問い合わせを処理する) by @IT データーベースセキュリティの基礎 「第2回 データベースの設置場所および接続時の勘所」 リスナーの役割をなんとなく理解できてきましたので、早速手順に沿って作成したいと思います。 リスナーの作成はインストールされたツールの中に含まれるNet Configuration Assistantを使用して進めていきます。 基本的にデフォルト設定のまま「次へ」をクリックしていくだけでOK! 選択肢に迷うことなく完了しました。 インストールされていることを確認します。問題なさそうです。 書籍には設定中に出てくる選択肢について、細かな説明がありました。 今後必要に合わせて設定が必要な場合も、便利そうですね! また、最初に調べた「リスナー」については最後に「解説」コーナーで詳しく解説されていました。 私のようにリスナーって?と思った方はこちらから先に読んでみてもよいかもしれません。 ■2時限目 データベースの作成 では本命(!?)のデータベース作成を始めます! こちらもDatabase Configuration Assistant(DBCA)を使用して、対話形式で設定を進めます。 作成のステップは全15ステップあるようです。 一つ一つ、書籍に沿って答えていきます。 ステップ1で操作内容として「データベース作成」を選択して始めます。 データベーステンプレート選択、データベース識別情報入力、管理オプション選択、データベース資格証明設定・・・っと。皆さんついてきていますか!?(笑)...
早速1日目やってみました 1日目 「Oracle Database 11g をインストールしよう」 ■1時限目 インストールの準備 冒頭に書いてあるのは「ガッツ石松でもインストールできる10g」。 10gから格段にインストールが簡単になっているようです。 俄然やる気が出てきたので、早速インストールの準備から始めたいと思います。 私が使用するPCは・・・ OS Windows XP Professional ディスク空き容量 121GB 物理メモリー 1.99GB 仮想メモリー 4.09GB ということで、問題なさそう。 このほかにインストールするPCのIPアドレスがDHCPによって動的に割り当てられているかどうかを確認します。 (確認方法が書いてあるのですぐにチェックできました!) 「DHCPの割り当て」が確認されたので、早速手順に従って『ループバック・アダプタ』のインストールを開始します。 Windows XP, Vistaそれぞれのパターンで手順が書いてあってこれもわかりやすい!スムーズにインストールが進みます。 インストール後の設定も完了し、11gのインストール準備が完了しました! ■2時限目 OracleDatabase 11gをインストールする DVD-ROMを挿入しインストールスタート。 インストーラが表示され、ライセンスに同意し、次のページへ。 ソフトウェアをダウンロードすべく、「Oracle Ddatabase 11g Windows(setup.exeが起動しインストールが開始されます)」をクリック・・・ しかし自動実行されず、exeファイルの保存が求められたので、とりあえずデスクトップに保存。 落としたファイルをダブルクリックするがインストールは始まらず。 タスクマネージャーを開いて確認するとファイルの実行自体はされているようだが・・・画面が出てきません。 こんなときは「ヒント」欄をチェック。同じ例は書いてないけれど、参考になるものがありました。ドライブ内のファイルを見に行って、直接実行した方がよさそう。。。 一度タスクを終了し、今度はDVD-ROMドライブ内software\database以下にあるsetup.exeファイルをダブルクリック・・・ 無事に画面が表示されました。(一安心) この後は比較的スムーズにすすみます。 「製品固有の前提条件のチェック」もなんなくクリア。 最初にやった『ループバック・アダプタ』も必要に合わせてやってないとここのチェックで引っかかるみたいですよ。...
0日目:オリエンテーション 本日から、「10日でおぼえるOracle 11g 入門教室」を実際に使用して、本当に10日でおぼえられるかを体を張って?実践していきたいと思います。 早速1日目といきたいところですが、この書籍は0日目からスタートしています。 オリエンテーションということで、 ・ 本書の内容 ・ データーベースについて ・ データーベースの構成 ・ Oracle11gとは? などの内容が0日目では記載されています。普通の書籍では、こういったところついつい読み飛ばし気味になるところですが、初心者代表としてきちんと読みました(笑)! データーベースについて、すごくわかりやすく書いてあります。 まったく知りませんという方にはもちろん「なんとなく知っている」という方もこちらのコーナーを読めば、ちゃんと理解できるのではないでしょうか。 データーベースについて説明されているページではOracleの歴史にも簡単に触れられていますよ。 Oracle11gのコーナーではOTN(Oracle Technology Network)サイトが紹介されています。OTNでは技術者の皆さんに向けてさまざまな技術情報+初心者向けのコンテンツを盛りだくさん掲載しているので、この書籍を機にOracleを学ぶ方には優良な情報源となりますね^^ ・・・とOTNをちょっと宣伝してみました。 個人的にはちょっと曖昧だったデーターベースの構成の部分が簡単に理解できたところがこの0日目の一番の収穫というところでしょうか。 (「Oracle 9i」の『i』や「Oracle 10g」「Oracle 11g」の『g』の意味も知れましたし・・・) 今日はとりあえずこの辺で・・・ 明日から1日目スタートします!...
先日こちらのBlogで紹介された書籍「10日でおぼえるOracle 11g 入門教室」。 初心者の私がどこまで11gをマスターできるかこの書籍を使用して実践してみたいと思います。 実践者である私について軽く説明しますと・・・OTN JapanWebサイトの運営チームに所属してます。 Webサイト、しかも静的な部分の業務が中心となっているので、正直プログラムとはまったく関わらない業務を日々こなしてます。データーベースに関しては恩恵を受けつつも、作成するなどということは一度も経験がありません。 そんなプログラム歴、Oracle歴が『0』に等しい初心者の私が実践し、この書籍の使い勝手や有効度をレポートできればと思っています。 何よりも、「これからOracleを学びたい」と思っている方に少しでも勇気を?持ってもらえればうれしい限りです。 そして、現在勉強中の方とは一緒に頑張っていけたらと思います。 実践は業務外の時間で実施します。(仕事をしながら勉強をすることを想定していますので) 10日という短い期間ですが、どうぞ皆様お付き合いください!! (予定通り終わればの話ですが・・・)...
Oracle OpenWorld訪問より引き続きUS出張中の伊東です。 先日のエントリーでご紹介した、オラクル本社でOracle RACの開発を担当されている小野孝太郎さんにお会いしてきました。記事でも言及されていましたが、シリコンバレーで働くエンジニアのライフスタイルに触れることができました。 小野さんのオフィス。服装は自由、マラソン・自転車好きの小野さんはいつでも運動できるスタイルでお仕事されているそうです。 カフェテリアでランチしてきました。ビルにそれぞれカフェテリアがあり、食事ができます。 ランチ後、本社の前で記念撮影。空気が乾燥しているせいか、空が青くきれいです。 開発部門を訪問した印象ですが、製品の規模、売上やユーザの数の大きさに比較して考えると、意外なほど少数精鋭で開発されています。ソフトウェアの世界では、一人の天才が世界を変えることもある。そんな世界の片鱗をみたようでした。また、開発者の出身国は非常に多岐にわたっています。小野さんのオフィスの写真(1枚目の写真)で小野さんの後ろに国旗のパネルが飾ってありますが、これがOracle RACの開発チームの出身国だそうです。 US本社という場所で、充実した生活を送りながら、世界に冠たる製品をつくる。製品を作るためのスタッフは、世界中から最高の頭脳が集まってくる。オラクルの開発陣の懐の広さに触れた気がします。そのなかにあって、日本人の代表として、ぜひ小野さんには継続的にがんばっていただきたいと思います。...
結論からいってしまえば、「10日でおぼえるOracle 11g 入門教室」は、Oracleデータベース入門に最適の書籍です。 理由も明快で、この書籍は入門者に最適化されているからです。 そもそも、初心者向けとうたっていても、どうせ執筆するならば「初心者~中級者までつかえます」的に仕上げたくなるものです。その方がページ数も稼げますし。一方、内容は一本道のインストール手順と動作確認のみの、薄くて安い「~入門」もよく見かけますね。途中で横道にそれるとまったくフォローなしです。 「10日でおぼえるOracle 11g 入門教室」は違います。プラットフォームや構成は限定しますが、その中で可能な限りの手順や情報を記載しています。この充実度なら、多少の環境の違いも吸収して学習を進められるでしょう。 レッスンの進め方もいいですね。第1日目がインストール、2日目がデータベース作成、3日目に起動停止などデータベースを操作できるようになってから、Oracleデータベースのアーキテクチャ解説がはじまります。まずは体を動かし、なじんだところで知識を蓄える。入門者向けのアプローチといえるでしょう。 なお、この書籍は「10日でおぼえる」シリーズですので、インターフェースが共通化されていることを知っていると、より読み進めやすくなるでしょう。例えば、提供する情報の種類によって「ヒント」「注意」「ワンポイント・アドバイス」「Column」などエリア分けされており、「Column」はやや高度な話題を扱っているので、必ずしもその場で理解する必要はないといった具合です。...
今回ご紹介する記事「日本人開発者が語る現場でのOracleデータベース/Oracle RACパフォーマンス分析の実際」筆者の小野孝太郎さんは、パフォーマンス・エンジニアとしてOracle Real Application Clusters(以下、Oracle RAC)開発部門に所属し、日々パフォーマンス面からOracle RAC製品の改善をおこなっています。 業務の内容を説明すると以下の図の通りで、 時には「製品を改善して解決する」という選択肢があるのが、さすが中の人といったところでしょう。 また、レスポンスとスループットの2つがパフォーマンスの要とし、スループットの分析では最大スループットの測定が必要と解説していますが、そこでのフレーズ、 スループットが最大の状態とは、ボトルネックが発生しており、CPU使用率を100%にしているリソースがある状態をいいます。つまり、ボトルネックを解消するかどうかで最大スループットを上昇させるかどうかが決まります。 あたりも本場の雰囲気を感じさせますね。ボトルネックについてはその後、「ボトルネックを見つけ出す 基本的な考え方」「どのリソースがボトルネックかを 見つけ出すコツ」などの実践的なTipsが紹介されます。 実践的といえば目玉の一つ、「実例から学ぶ パフォーマンス分析」があげられます。実際の4ノード構成・184CPUのシステムをもちいて解説される、Oracle RACパフォーマンス分析の事例は必見です。 最後の章、米国オラクル勤務の技術者事情もご参考に。...
みなさん、こんにちは。最近、掲示板ではめっきり露出が減ってしまった山口@OTNシスオペです。 主に私のエントリでは、みなさんに注目していただきたいOTN Japanの技術記事をピックアップし、見どころを紹介していきたいと思います。よろしくお願い申し上げます。 さて、最初に取り上げる記事は、パフォーマンス管理始めの一歩です。 日本オラクルでは年間を通してオン・オフさまざまなテクニカルセミナーを開催しているのですが、ことDBA向けとなると最も注目を集めるテーマは「パフォーマンス・チューニング」です。本記事ではDBAを目指す初心者向けに、次の二点にしぼってパフォーマンス管理の入り口について解説しています。 1) チューニング作業の流れ 2) Statspack 1)ではまず、チューニングの対象や目標、作業の流れなど、実際のチューニング作業の全体イメージをつかむことができます。続く2)では、Oracle8i Database(8.1.6)以降の全てのエディションで利用可能である、データベース稼働状況レポート「Statspackツール」について学ぶことができます。 これらの知識を身につけた方には、より高度な記事であるOracleデータベース 性能対策機能 ~ StatspackとDiagnostics Packを使いこなす ~もOTN Japanに掲載されていますので、併せてご覧ください。...
(OTN TechBlogの翻訳) 先週末にカリフォルニア大学バークレー校のキャンパスでおこなわれたJim Gray氏の追悼式は、私にとっていろいろな意味で有益なものでした。 まず、”データベース・サイエンス”のコミュニティが意外に小さいと実感させられました。もし先週土曜日の午前10時にゼラーバック・ホールを消し去ったとすれば、データ管理の進歩が100年遅れることになっていたはずです。私が見たところでは、参加者全員がそれまでの学術またはビジネスの関係で互いに面識があるように思われました。 次に、Jim Gray氏の業績の大きさはいくら強調してもし過ぎることがありません。Jim Gray氏の研究成果が出る以前には、データベース・トランザクションはほとんど理解されておらず、設計も不完全であり、非効率的で高価なものでした。(1969年のBruce Lindsay氏の指摘では、銀行における1回のATMトランザクションのコストは5ドルでした。現在のコストは、1セントの半分になっています。) Jim Gray氏(および同氏を中心とする関係者)は、OLTP(たとえば、ACIDプロパティ、順次処理、同時実効性など)の”哲学的”な基盤となるトランザクション理論を作っただけでなく、それらをリレーショナル・データベース・システムに実装する方法を考案し、さらにシステムのパフォーマンスを測定するためのベンチマークも作りました。その意味で、Gray氏は理論家とエンジニアの両方として大きな影響をもたらしました(また、私が追悼式で気付いたように、極めて多くの協力関係を持っていました)。 この事実について少し考えてみましょう。Gray氏の研究成果が出る以前には、銀行口座の記帳や予約の記入は、厳密さに欠ける処理でした。Gray氏の研究のおかげで、現在この処理は精密に設計され、効率的で信頼性のあるものとなっています。(この業績によって、Gray氏はコンピュータサイエンスのノーベル賞ともいえるチューニング賞を受賞しました。)Jim Gray氏は近代ビジネス・システムを作りだして電子商取引を可能にした、と言っても過言ではありません。 そして私たちは今、Twitter、携帯ソーシャル・グラフ、ソーシャル・ネットワーキングのビジネス・モデルの運命について議論しています。言ってみれば、私たちは、巨人の足の下で動き回る蟻と同じです。Gray氏だけでなく、彼と同じ目標を持つ他の人たちが取り組んできた問題と比べれば、これらの話題は本当に取るに足りないものです。(でもこれはこれで面白い話題なので、今後も取り上げていきます。) 最後に、Gray氏の運命のパラドクスは受け入れがたいものです。Gray氏は虚空の中に完全に消えました。トランザクションからすべての曖昧さを取り去るというもっとも偉大な業績を残したGray氏自身が、中途でのトランザクション損失のように消えてしまいました。Gray氏の残された家族と友人は、ある人が悼辞の中で述べた”曖昧な損失”という課題に、これから永遠に立ち向かっていくことになります。 更新(6月3日):このイベントのアーカイブされた動画はここにあります。...
(OTN TechBlogの翻訳) 昨日、Sean McCown氏の投稿を見て驚きました。McCown氏はInfoWorld.comで「Database Underground」というブログを公開しています。McCown氏は(SQL Serverユーザーのようですが)、たとえばこんなことを言っています。 オラクルは閉鎖的で古く、今どきそんな感覚ではビジネスをやっていくことはできません。 コミュニティを開いて、優秀な人材による支援や指導を奨励するプログラムを始めるべきです。 また、 [オラクルとSQL Serverの]DBAをそれぞれ10人ずつ選んで、自分の使っているプラット フォームの問題を解決するよう求めたら、SQLのDBAの方がオラクルよりもずっと早く 解決策を見つけることができるでしょう。 さらには、 2つのプラットフォームで決定的に違う点はコミュニティです。Microsoftはコミュニティの 構築に尽力し、コミュニティを全力でサポートしていますが、オラクルは未だに古いやり 方でビジネスを続けています。 私は「McCownさんはotn.oracle.com、forums.oracle.com、wiki.oracle.com、blogs.oracle.com、 mix.oracle.comを見たことがないのでしょうね」という趣旨の意見をすぐに返しました。 オラクル・コミュニティの皆さんも私と同意見で、McCown氏には似たようなコメントがたくさん寄せられました。McCown氏はフォローアップ投稿で、次のように答えています。 多くのコメントをいただきましたが、メールはそれ以上に多く、ご意見の内容はさまざまでした。 [中略] オラクル・ユーザーがオラクルのデータベースをどれだけ熱烈に支持しているのかが分 かりました。 そして、 コメントを分析すると、私の意見が間違っていて、オラクル・コミュニティが実際に優れていると 確信している人達が大勢いるようですが、そのように考えていない人達もいました。このことから 推測して、オラクルは自社のリソースについての情報を十分に発信できていないのではないで しょうか。[中略] 私の仕事は基本的に調べることなのですが、オラクルのリソースの中には見つ けることが難しいものもありました。私以外にも同様の経験をした人達がいます。 ここで、今回の投稿の趣旨です。皆さんはMcCown氏と同じ意見でしょうか?オラクルのリソースは「見つけにくい」でしょうか?もし見つけにくいとしたら、どのようにしてその問題に対処できるでしょう?...
(OTN TechBlogの翻訳) Evans Data Corporationの友人によると、世界中で1,400人のデータベース・アプリケーション開発者とITマネージャを対象に調査を実施したところ、データベース利用者の中で「満足度がもっとも高い」のはOracle Database 10gまたは11gのユーザーであるという結果が出たそうです。これは、SQL Server、MySQL、Informix、Postgres、DB2のすべてを対象に、パフォーマンス(速度)、セキュリティ、スケーラビリティ、原子性、整合性、トランザクションの分離、トランザクションの永続性、データ・モデリング・ツールの品質を評価するという、非常に徹底された調査でした。 私は、基本的に調査や順位づけに懐疑的なのですが、このレポートの中でも以下の記述はかなり大胆で際立っています。 ほとんどの場合、関連するランキングをすべて集約した結果としてユーザー満足度が全般的にもっとも高い製品には、評価がもっとも高い領域とやや低い領域がありますが、そのような製品はほとんどの領域で上位に評価されるものです。ただし、オラクルの場合はその型に当てはまりません。オラクルのユーザーは全面的にオラクルのデータベースを気に入っているのです。 「オラクルのユーザーは全面的にオラクルのデータベースを気に入っているのです」という一文がすべてを表しています。実際、他社のデータベースへの愛着心がオラクルへの愛着心を超えることはないでしょう。 実は、私はオラクルに対するこのような熱意を過小評価していたことが何度かありました。オラクルへの熱意を表す好例としては、Howard Rogers氏(元Oracle ACE)が最近一時的にオラクルのブロゴスフィアに氾濫していた「ブログ・タグ」ゲームに抗議するために、オラクルのテクノロジーを支援する自分のWebサイトを閉鎖したことが挙げられます。Rogers氏はOracle RDBMSについての真面目な対話が妨害されることに耐えられないほど熱心なオラクル支持者なのです。これこそ情熱の証です。 このレポートはここからダウンロードできます(ユーザー登録が必要)。ところで、レッドウッド・ショアーズで今度開催されるEvans Data CorporationのDeveloper Relations Conferenceに参加される方は、私のセッションにもぜひお越しください。...
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