"3rd Party Logistics (3PL) Study 2008" の調査結果は興味深い! ◇ 3PLアウトソーシングの現状、 ロジスティクス業務のアウトソーシングは、ここ6~7年、増加しているものの "金額ベース" ではさほど伸びはない。 その原因とし、 ・ 荷主は、単純な仕事 (=単価の安い仕事?)は外部委託するが、 ・ "対顧客業務" やITを駆使した "戦略性の高い業務" は自社内で行う傾向 があるから とのことである、 では、 荷主企業はアウトソーシングの拡大を望んでいないのか? (もしそうであれば3PL市場の先行きは暗い?!) いいえ! 荷主企業はロジスティクス業務のアウトソーシングに大きなメリットを感じています。 例えば、 • 業務全体の管理が容易になる • 本業に専念できる • 生産効率が改善された • 柔軟性がある • 在庫削減が出来る • 云々 ◇ 荷主企業の懸念 アウトソーシングの拡大はしたいが、良き相手がいない!? そうです! 良き相手が見つからないから、荷主企業はアウトソーシングの拡大に躊躇しています。 理由は以下の三つが考えられます、 ① 外部委託の管理に不慣れ ② 外部依存によるリスク ③ 透明度低下によるビジネスリスク ・ 最初の二つは、パートナーシップに関する課題 ・ 残りは、3PL企業の能力、(調査結果: 3PLのIT能力は荷主の期待と大きな隔たりがある) 3PL アウトソーシングにおける課題が見えてきました、 続く 2008 3rd Party...
"IFRS" (=国際会計基準) は 会計分野における "世界共通の物差し" である、 日本でも 2010年に任意適用、早ければ2015年に義務ずけが行われる模様。 ◇ IFRS導入で何が変わるのか!? 物流に直接関係することとして、「売上の計上方法」の変更が挙げれます。 IFRSが導入されると従来の「出荷基準」は認められません。 今後は「着荷基準」が標準となり、"売上計上" のできるタイミングは「貨物の配達完了後」となります。 ◇ 物流部門の課題は何か? 売上を遅延なく計上するには、次の三つの物流上の課題をクリアする必要があります: a. 貨物を予定日(または時間)に届けること b. 受領書を漏れなく回収すること c. 配達完了報告を物流パートナーからタイムリーに受け取ること この場面は、荷主も物流パートナーも真剣勝負です! ◇POD能力が鍵 POD(=Proof Of Delivery)とは"貨物の配達証明"のこと、 POD能力とは "配達証明の回収・報告能力" を意味します。 重要なのは、如何に早く "POD" を回収し荷主に報告できるか! それには、貨物の引き渡しと同時に報告を行う "電子的処理" が最適と言えるでしょう。 例としては、宅配便トラックドライバーのハンディーターミナルや携帯電話などの活用があります。 しかしながら、全国津々浦々の全ての運送会社がそのようなシステムを駆使できているでしょうか? 荷主企業としては、 自社の "POD能力" を知る必要があります。 それには次の三つの "KPI" を調査対象とします: 1.配達日順守率 2.POD回収率 3.POD報告率 もし、能力キャップが見つかれば改善を行います。 ◇POD能力の改善 では、上述の "KPI" に関して分析を行いましょう、 1番に関して、(ア)配達が一回で完了した率 (イ)配達が複数回行われて完了した率 2番に関して、(ア)電子的回収率 (イ)紙ベースの回収率 (ウ)無回収率 3番に関して、(ア)リアルタイム率 (イ)当日率 (ウ)翌日率 (エ)それ以降率 さらに詳細分析(地域、顧客タイプ、製品、物流パートナー)を行い改善を加えてゆきます。...
ビジネス誌をめくると"IFRS"と言う文字を最近よく見かける。 ◇"IFRS"とは何か? いろいろ目を通してみると、それは ・ 英語のInternational Financial Reporting Standardsの頭文字を取ったもの、 ・ 日本語では一般的に「国際会計基準」、「国際財務報告基準」などと訳され、「アイファース」と呼ばれている、 ・ 会計分野における世界共通の物差しで、欧米が中心となり開発中 ・ 日本でも2010年に任意適用、早ければ2015年に義務ずけ開始、対象は上場企業 のようである。 "IFARS"が適用されると何がどう変わるのか? ビジネスにおけるインパクトは何か? "IFARS"の詳細は? その答えと説明は"IFARS"の専門家に任すとして、 以下に物流業界に直接関連するであろう事項についてをお話をします。 ◇ 売上計上は出荷基準から着荷基準へ 日本では製品を出荷した時点で売り上げに計上する「出荷基準」が広く用いられています。 それが、納品完了時の「着荷基準」、あるいは、買主による内容チェック後の「検収基準」に変更になるかもしれません。 もし、"着荷"あるいは"検収"の確認に手間取れば、荷主企業は売上計上のタイミングがその分だけ遅れることになります。 とくに、年度末の遅れは決算への影響があり軽視できませんね! では、どうすればそのリスクの軽減ができるのか? どの様な対策が必要か? 自動化は可能か? 関連するオペレーションKPIは何か? 貴方は、A社の物流開発部門の責任者、ミスター・ロジです。 貴方ならどうしますか? (にらきよし) (続く) ・IFARSの関連ブログ、"たかが会計、されど会計" ・IT製品のお問い合わせは オラクルダイレクトへ...
とくにロジスティクスを含むSCM戦略の企画、開発にご関心有りの方にお勧め! 昨年に引き続き, 東京JR 品川駅 前の多摩大学品川キャンパスで セミナー形式の「SNM戦略会議」が開催されます。 内容は、ロジスティクスを含むSCMに関する経営戦略 講師は、産・官・学 各界の第一線でご活躍の方々 期間 : 2009年8月~2010年3月 (全8回開催) 会場 : 多摩大学品川キャンパス (JR品川駅前、品川インターシティー内) 会議名: 2009年度、サプライネットワーク・マネジメント戦略会議 主催 : 多摩大学 研究開発機構 サプライネットワーク・マネージメント研究所 セミナー形式なので気軽に参加できます。 お問い合わせ、参加申し込みは、こちら...
私達のビジネスの現場には前篇で取り上げたような「イライラ課題」が数多く存在します。 現われては消え、消えてはまた現れる。 放置すれば企業の体力を奪い、そうかと言って良い解決方法が浮かばない。 イライラを解消するにはどうすればよいのか? それには、"課題の仕分け"、"数値化"、そして"改善活動の展開"をお勧めします。 ◇イライラ課題の仕分け イライラ課題は次の五つの評価指標KPIで整理ができます。: ・ サイクルタイム (Cycle Time) ...1, 2,3,4,6,7 ・ 時間遵守率 (On Time Accuracy) ... 2, 3 ・ 業務品質 (Business Quality) ... 9 ・ コスト (Cost per unit) ... 5,6 ・ 在庫日数 (Days of Sales Inventory) ...7 左側が評価指標KPIで、右側は前編で取り上げられたイライラの参照番号です。 読者の声: ・ 我社は200を超える指標(=KPI)で現場業務の管理している!...
前回, 前々回はメタボ予備軍在庫(=倉庫の長期滞留在庫)の削減方法についてお話をしました。 今回はメタボになってしまった製品在庫のお話です・ ■あなたの在庫がメタボ化したらなら如何されますか? メタボ化した在庫とは、 ・倉庫に眠る未使用の製品(=新古品) ・商品価値を失くし買い手がつかない、たとえ売れたとしても大赤字 ・廃棄対象の製品 このような在庫は、 ・財務部門としては、資産帳簿から早く引き落としをしたい、 ・物流部門は、在庫保管コスト削減の観点から、外部へ早く移動したい それなら、いっそ、廃棄滅却処分にしてはどうか…? このように考える人が多いのではないでしょうか? しかし、その話はちょっと待ってください! あなたが取り扱う商品は、3R(=Reduce, Reuse, Recycle)が十分考慮されていますか? もし、そうでなければ、廃棄滅却処分は大変危険な行為といえます。 ましてや埋め立てゴミとしての廃棄はもっての外、 なぜなら、その先には恐ろしい“環境破壊”が待っているからです。 ■メタボ在庫の廃棄 資源を大切にする意味で、在庫のメタボ化は未然に防ぎたいものです。 しかし、発生してしまったものをどう処理すべきか? 。。。少なくても、信頼できる産業廃棄物のリサイクル業者に適切な処理を依頼すべきでしょう! それにしても、ただ捨てるのは勿体ないですね。 ■ライフサイクル(生産-使用-解体)を考慮した製品の設計 製品にも寿命があり、いずれ使われなくな廃棄されます。 しかし単純廃棄は環境問題を引き起こし、資源を無駄に捨てることは人類の損失となります。 いっそ、資源を再利用しよう! 大賛成です。 その為には、製品の解作業体を容易とする製品設計を行うべきではないでしょうか、 ・ 作業が容易であれば、原材料の取り出しも楽です ・ リサイクル率も、その分、高まり環境問題の緩和にも寄与できる ・ 在庫資産の回収率も高まり企業にとっても損はない ”環境問題の緩和と在庫資産の回収、 ”そうなれば一石二鳥ですね! 設計者の方々には環境を意識した製品の設計を是非お願いしたいと思います。 キーワードは、3R(=Reduce, Reuse, Recycle)と下記のKPI ■人類が地球と末永く共生するためにも、環境問題への取り組みは重要です!...
”在庫が増加している” ”物流コストが増えている” もし、このような悩みをお持ちであれば、 物流センターのメタボ検診をお勧めします! もしかすると、特定商品の在庫が増え倉庫スペースを占拠しているかもしれません。 動きの悪い商品(=滞留在庫)は一刻も早く見つけ出し、商品価値がある内に売りさばく必要があります。 しかし、在庫拠点数が多いとその作業は容易ではありません。 下記にその解決策をご紹介します、参考にしてください: ◆ 先ず、各物流ーセンターの在庫の見える化を行う ・ 各地物流センターの在庫管理システムを本社の在庫データハブにつなぎ、滞留在庫品の情報を収集 ◆ 販売促進グループと在庫情報を共有し、セールスキャンペンーンを企画 ◆ 無人のオンライン・アウトレット(=ECサイト)で商品を売りさばく ・ 年中無休の全自動受注システム ・ 専任のセールスマンも不要で利益幅の確保も容易になります、 さらに工夫すれば、滞留在庫の発生/消滅の都度、電子メールでその旨を関係者に知らせることも可能と思います。 メタボの対策は早期発見、早期治療が一番! ご検討ください。 ◇ 業務の自動化に役立つIT製品のご紹介 オラクルPIP (Procss Integration Pack) オラクルEBS (Enterprise Business Suite) IT製品のお問い合わせは オラクルダイレクトへ...
男性の2人に1人、女性の4人に1人がメタボ予備軍と言われるこの時代、 企業にもメタボの課題があります。 例えば、物流センターの長期滞留在庫 いつの間にか倉庫の片隅に古い在庫が山積みになっていることがあります、 発見がおくれると商品価値がなくなり、在庫が不良化、経営が圧迫されます。 メタボは企業の競争力を削ぎます、 人も、企業も、メタボは百害あって一利なしですね! ■メタボ予備軍(=長期滞留在庫)は、なぜ増殖するのか? 物流ーセンターの在庫は、大別して、良品と不良品の2種類があります、 ・ 良品在庫は、顧客に販売・出荷できる商品 ・ 不良品在庫は、何らかの理由で販売・出荷できない製品 特に気をつけなくてはいけないのは、良品の保管棚で長期間動きのない在庫です。 それがメタボ予備軍とよばれる長期滞留在庫のことです。 ■長期滞留在庫はなぜ発生するのか? よく聞く返答は、 ・ 営業マンは、新商品や人気商品の販売に夢中なる一方、不人気の商品を積極的に売ろうとしない ・ 物流センターでは、出入りの少ない製品は邪魔になるので倉庫の奥に保管する つまり、不人気の商品は人目から徐々に遠ざかり、いつの間にか存在が忘れら去られてしまうからのようだ。 そのうちにメタボが進行、 年に数度の健康診断(=実地棚卸)でやっと存在が発見され、改善を勧告されるのである。 “発見されてから、治療をする…“ このプロセスは何か変とは思いませんか? ■長期滞留在庫のエスカレーションは物流センター長の仕事 メタボ化の進行は、組織の役割を明確にすることでを防ぐことができます。 ・ 営業マンは商品を売りさばくプロなので、彼らの協力を求めましょう ・ 商品の管理者は物流ーセンター長です。メタボ予備軍の在庫を見つけ追放しましょう 方法は簡単です、 ・ 営業部門に滞留在庫が容易に見える仕組みを作る。それだけでは不十分なので、 ・ 物流ーセンター長は、積極的な販促活動の実施協力を営業部門に、コマ目に、促す ■物流に、予防医学を取り入れる ・ 発見してから治療するのでなく、 ・ 発生を予防する仕組みを確立することが重要と思います。 解決策 ・ 滞留在庫の管理担当者を任命、任務はメタボ予備軍の発見と撲滅。...
A社、中国工場の例、 A社は業務用冷蔵庫の製造販売で知られる米系大手家電メーカーである。 生産拠点を中国沿岸部に構え、北米はもとより、欧州、中近東市場などへ輸出。 ここ数年、業績は順調で中国工場は深夜操業も珍しくない。 ◇ 順調に思えたこの企業に最近異変が起きている 生産拠点側(中国)の在庫量が急激に増えているのである。 工場から積み出された貨物が、港に一週間以上止まっている、 原因は、世界的な需要の減速で、船社が船の運行頻度を減らしたためである。 ・ 製造部門はそのことを知らずに何時もと変わらずマイペースで生産し出荷、 ・ 物流部門は、その生産品を次の船がやって来るまで港で保管 その結果、港での滞留在庫が増え、 それだけではなく、貨物の保管料も発生しているのである。 ◇ 市場環境が変化しているので対策が必要! 貴方は、良い方法をご存知ですか? ◇ ビジネスモデルの見直し 生産拠点側の滞留在庫を減らす方法: ・ 輸送を基点にして生産計画を作ること (生産計画を基点にして輸送計画を立てないこと) ・ 船の運行カレンダーを入手し、活用することです、 具体的には、 1.物流部門は、船社から入手した最新の船の就航スケジュールを生産部門と共有する 2.生産部門は、船のスケジュールを参照して生産計画を立てる 3.物流部門は、生産完了から出荷、輸送... 最終目的地納品に至る一連の輸送計画を立てる (複合一貫輸送計画) 手作業でも可能ですが、オラクル社の輸送管理システム ”OTM”を導入すればこれらの作業は大幅に自動化されます。 他部門とのデータ交換も容易になり作業効率が向上します。 ご検討ください、 製造部長殿、 物流部長殿、 IT部長殿、財務部長殿 IT製品のお問い合わせは、オラクルダイレクトへ...
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