Entries from 新良 清の SCM講座 tagged with '業務改善'

スピード経営、物流は五つのKPI で管理する (後編)

私達のビジネスの現場には前篇で取り上げたような「イライラ課題」が数多く存在します。 現われては消え、消えてはまた現れる。 放置すれば企業の体力を奪い、そうかと言って良い解決方法が浮かばない。  イライラを解消するにはどうすればよいのか? それには、"課題の仕分け"、"数値化"、そして"改善活動の展開"をお勧めします。 ◇イライラ課題の仕分け イライラ課題は次の五つの評価指標KPIで整理ができます。:    ・ サイクルタイム (Cycle Time) ...1, 2,3,4,6,7    ・ 時間遵守率  (On Time Accuracy) ... 2, 3    ・ 業務品質 (Business Quality)   ... 9    ・ コスト    (Cost per unit)   ... 5,6    ・ 在庫日数  (Days of Sales Inventory)   ...7 左側が評価指標KPIで、右側は前編で取り上げられたイライラの参照番号です。  読者の声:  ・ 我社は200を超える指標(=KPI)で現場業務の管理している!...

製造業の課題、グローバル生産拠点を如何に統治するか!  前篇

御社は海外に生産拠点をお持ちですか? 近年、多くの製造業は安価な労働力を求めて国内の生産拠点を海外へシフトしました。 その一方で製品の供給ネットワークが複雑になり、その管理(=統治)が難しくなっています。 ■日系A社の場合、 ・アジア地域の10工場で家電製品を製造している。 ・内8工場は自社、残り2工場は外部製造委託先である。 ・異なる生産ITシステムが混在 ◇生産統括本部の責任者の悩みは、 同じ製品を作っているにも拘わらず、各工場のパフォーマンス(=製造コスト・製品品質・生産リードタイム・納期遵守率)に大差があること。需要が変動すると達成率も一緒に変動。特に繁忙期はひどく、10工場ともにパフォーマンスが不安定だ。 調べてみると、シンガポール工場は設備が古く頻繁にシステムダウンを起こしている、大阪工場は能力以上の注文を受け、納期遅れが長期間続いていた。上海の生産委託工場では不良品が多量に出ることがある、理由を尋ねると“人的エラー”との返答でいつも原因がうやむや。 東京の本部がこれらの事実を知るのは、ひと月遅れの“月次報告書”を見てのこと。 それでは、タイミングが遅すぎる!  ◇先手必勝, 新鮮な情報が欲しい! ・現場の危機を事前に察知し回避する方法はないのか? ・全工場の状況を、リアルタイムで把握する方法はないのか? ・コストと生産性の目標を達成できているのかを期中に知る方法はないのか? ・自社の生産能力は、不足しているのか、あるいは過剰なのか? ・外部委託先(=OEM)は、いつ生産を開始してくれるのか? ・パフォーマンスの良い工場・悪い工場、違いは何か? ・どの工場の、どの生産ラインが、パフォーマンスが不安定なのか、何故か? 本社の生産統括本部長は、この現状を打破して、競争力のある生産ネットワークを築きたいと考えています。 しかし、現場の状況・全体の状況がリアルタイムで見えないため、本部は的確な指示を適時に出すことができません。 それがリーダーシップ喪失の原因となっています、 A社は、今後の需要増加を見越して、一年以内に生産能力を1.5倍に増やす計画があります。 もし、あなたがSCM業務コンサルタントなら、どのような解決策をA社に提案しますか? (続く) ・ 関連IT製品、Oracle Manufacturing Operation Center "MOC" ・ IT製品のお問い合わせは オラクルダイレクトへ...